adworld’s diary

広告、アドテクについての情報を発信していきます。

SnapChatの売上が伸びているが、ユーザの伸びが鈍化している件

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adexchanger.com

 

Snapchatの昨今

Snap chatの話題が以前に比べると、聞かなくなったが、サービスは変動している。

 

恐らく日本では、ユーザの浸透がTikTokに比べるとなかったのも原因の一つかもしれない。(Tiktokの日本でのマーケティング予算は、Snapchatが日本で実施したものよりも多いはず)

SnapChatの売上について

Snap’s revenue grew 44% year over year to $262 million in the second quarter. Its average revenue per user – a critical metric where Snapchat lags behind Facebook and Instagram – increased 34% to $1.40 in Q2.

 Snapの売上は昨年対比で44%成長。262百万ドル(約300億円)をこのQ2では記録した。

ただしユーザ単位の売上については、facebookやInstgramには1.4ドル、34%の改善で、及ばなかった。

SnapchatのDAUについて

For the first time, Snapchat’s daily active user (DAU) count decreased quarter over quarter. Snapchat’s Q1 daily users totaled roughly 191 million, compared to 188 million daily users in Q2.

DAUはクォーター単位では下がっている。 Q1はDAU 1.91億で、Q2は1.88億となっている。

 

APPの大型デザイン変更などをかけたり、snap pixelを拡大、改善しているようなので、今後の奮闘に注目したい。

facebookが動画コメントグループ機能「watch party 」をついにリリース

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facebookのアナウンスはこちら

facebookが動画コメントグループ機能「watch party 」をついにリリースした模様。

これまでbeta版で限定公開を行い、ユーザの反応を見ながらブラッシュアップをしていたそう。

 

どんな機能?

動画をgroupで話しあうことができるサービス。ニュースの動画の場合もあれば、おもしろ動画や、料理動画について話しあうこともある。いうなれば ニコニコ動画のスレッド版?のようなイメージ

 

今後は?

ユーザとのコミュニケーションを動画を軸に展開するサービスを作り、動画コンテンツおよび、動画広告を増やしていくのではないか?と考えられる。

We’ve heard Watch Party can be useful for smaller communities, too. For example, recently a group with less than 10 people recently hosted a Watch Party with more than 500 comments. 

ベータ版のテストでは、10人のユーザで、500以上のコメントがつくこともあったとのこと。これは期待。

 

仮想通貨Coinbaseの広告をFacebookが許可する流れ

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 Coinbaseの広告がFacebookで許可される

今年はじめに、Facebookは仮想通貨関連の広告をストップした。しかし、最近になって、仮想通貨関連の広告の緩和がされ始めている。

今回は、仮想通貨Coinbaeの広告をFacebookが許可(ホワイトリスト化された)ことをCoin Base社のBrian Armstrong CEOがtwitterで声明した。

Facebookが独自仮想通貨広告を許可する背景

facebbok自体がブロックチェーンのリサーチを始めているといったことから、仮想通貨関連に緩和化しているのでは?といった思惑もある。

 

 

Amazon広告がFacebookとGoogleを脅かす日

 

Amazonは、ユーザが何を買っているか?知っている

"Facebook knows your interests, Google knows your intent and Amazon knows what you do commercially," said Pivotal Research analyst Brian Wieser.

facebookはユーザの興味を知っている。Googleはユーザの意思を知っていて、Amazonは商業的に何をしているのか?知っている。とPivotal Research analystは語る。

それぞれのメディアの特性をわかりやすく伝えている。

 

アメリカのデジタル広告市場の63%をむさぼるBig 2

FacebookGoogleの2社がアメリカのデジタル広告の半分以上を占め、世界レベルでみてもこの2社だけ、54%のデジタル広告の売上を作っていくだろうと予想されている。かつての覇者だったMicrosoftは全体の4%に過ぎなくなっている。

現状Amazonはアメリカ国内でのデジタル広告売上比率は約2%となっている。

 

では今後のAmazonの広告の売上は?

またeMarketerによると2019年には現時点で3%への成長すると予想されている。

GroupM's parent agency, WPP, said it may increase its spending with Amazon by 50 percent next year from this year's $200 million, helping push total spending on Amazon ads by three of the world's largest agencies to a collective $800 million a year, the Wall Street Journal reported in December.

 世界第一位の広告グループWPPによると 代理店1社で2億ドル(220億円)、代表する3つの大きな広告代理店を合計すれば8億ドル(880億円)がアマゾンで使うと伝えている。

また、GroupMによれば、最大で10%まで増えていくだろうと予想されている。

Amazonの次なる一手は?

However, Amazon's digital assistant "Alexa," inside millions of "Echo" virtual-assistant devices that Amazon has sold into U.S. homes, should give the company a powerful boost in an online advertising market driven by consumer targeting, Merlivat said.

"As you ask Alexa for things, you're kind of telling Amazon what your habits are, how many people you have in your household, what your interests are," she said.

 Alexaを利用することで、ユーザ習慣、行動情報を結びつけ、より精度の高い広告を作っていくこともできそうだ。Alexaはまだ始まったばかりだがどういったnewsに興味があるのか?いつ家にいるのか?などamazonではとれない情報についてもAlexaを通して取得していくのだろう。

Amazon広告の日本での規模感は?

日本の媒体資料はこちら。Neilsenレポートによると、日本では楽天よりもUnique visitorsが多くなっている

 

媒体資料:https://m.media-amazon.com/images/G/09/advertising/ratecard/2018Q1/2018Q1_RateCard_ver3.3_TopA_deleted._CB1198675309_.pdf

 

Amazon の アメリカのAgency向けの資料はこちら

マーケティング、Look-A-Likeなどを使って精度を上げられることが説明されている。

emailアドレスのアップロードも暗号化して、マッチした場合のみターゲティング設定できるようになっているようだ。

 

 

参考

facebookがVideo広告フォーマットごとのリサーチ結果を公表

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元記事はこちら

facebookがビデオ広告のリサーチをする背景

FoxのNFLゲームのテレビ広告で6秒広告が去年秋からはじまりだしたこともきっかけの一つとされている。

 

ユーザはyoutubetwitterfacebookなどで、短い広告に慣れはじめており、6秒広告など短いほうが、ユーザ負荷が少なく新たな広告フォーマットとして期待されはじめている。

 

アメリカのモバイル広告が徐々にTV広告に染み出しているし、またユーザはテレビを見ながら、モバイルを持ってみるユーザ体験が増えてきているため、改めて効果がどうなのか?を調査してみたとのこと。

 

以下の記事では6秒広告のサンプル動画が見える。短いが、それぞれインパクトがある。

広告フォーマットごとのユーザのセッション数と視聴時間

縦軸がセッション数、横軸が視聴時間となる。

Skippables(スキップ可能)な広告が1度維持した後、下がっていくのは、youtubeによくある「5秒見てからはスキップできます」というインディケーションが表示されているためと考えられる。

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引用:5 Graphs to Change the Way You Understand Mobile Video—and TV | Facebook Business

 

では各フォーマットごとに調べてみた結果どういったことが見えてきたか?については、次の記事でまとめる予定だ。

 

新聞が一番贅沢なメディア? アメリカの各MediaのCPM事情

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各メディアで1000リーチを獲得するための費用は新聞が32ドル

新聞は32ドル、雑誌が20ドル。

ただしFacebookが25セントと書かれているのは、少し眉唾ものでもあるが、他のメディアに比べると安価であるのは間違いない。

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引用:Why Every Business Should Spend at Least $1 per Day on Facebook Ads - Moz

 

日本の新聞広告のお値段はどうか? CPMで見てみる。

参考) 全国紙の一面広告のお値段 - longlow’s diary

少し古いが2012年の読売新聞の部数と値段で考えてみることにする、

朝刊発行部数に991万に対して、一面広告(15段)は約4800万円となる。

 

この場合、CPMは4800万/991万 * 1000 = 4843となる。

ただし、発行部数 = 閲読者とも限らないため、閲読率なるものがある。

新聞の閲読者率とは、指定したターゲット全員の中で当該曜日の当該新聞を「読んだ」人(閲読者)の比率です。日本新聞協会の新聞の閲読率とは異なり、新聞購読者以外も含まれる。

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参考)

https://adv.yomiuri.co.jp/yomiuri/download/PDF/mediakit/general/mediadata2018/mediadata2018.pdf

 

閲読率を加味した、実際の読売新聞パフォーマンスは?

実際計算してみると、以下のようになる。ただし、全員が最後まで全部開いてみるわけでもない(テレビ欄だけ見ているひとなどもいる)ので、実際のCPMはもっと高くなり7000〜8000くらいとなるだろう。

CPMは   4800万 / 991万 * 80% = 6054

これは上記の基準とも異なるので、比較は難しいだろうが、アメリカの32ドルとよりも、圧倒的に高い。

 

まとめ

  • ネットに比べると、各紙媒体の広告は高い。これは印刷から輸送までいろいろなコストが含まれれば当たり前ではある。
  • 日本の新聞紙の広告は読売新聞を例にとってみたが、2012年当時でも、結構豪華な広告料金であることは間違いない(2012年の頃に見えていたシュミレーターは新聞社の広告ページからもきえている)

Twitter広告戦略に変化の兆し - ブランド広告戦略とパートナーシップ

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謹賀新年あけましておめでとうございます。

今年も有用な記事を書いていく所存でございます。よろしくおねがいします。

2018年のTwitter社の広告戦略について

How Twitter Plans to Evolve Its Partnerships With Brands and Agencies in 2018 – Adweek  の記事によると、Stephanie Prager氏が、WPP, Omnicom, Publicis, Interpublic Groupe and Dentsuなどのグローバル広告エージェンシーとのパートナーシップに関しての責任者への任用が決まった。

 

またPrager氏は、今年の注力テーマは、ブランドセーフティとビデオコンテンツになると語っている。その他、チャットボットや自動応答のキャンペーンにも注力していくとのこと。

Prager said her main focus in the new year will be helping agencies and brands tackle their major concerns, like brand safety—an issue that came to light earlier this year when brands found their ads being displayed alongside offensive content on YouTube and other platforms. “A huge focus for us is on video content,” Prager added. 

10月に発表された #Fuelという広告

詳しくはTwitter社のブログを参考にしてほしい。Twtiter社がこれまでのコンテンツクリエィティブ経験をもとに、変化の兆しの大きいブランド広告主にむけてFuel チームを結成。リサーチとブランドの改善に取り掛かっている。

Introducing #Fuel, here to power your next creative campaign

Omnicomと連携したブランド向けビデオのリサーチ

twitterでは短尺のビデオのほうが記憶に残る。TVでは長い広告のほうが記憶に残る。

 

こういったリサーチについても、日々検証を行い、twitterに合う適切なコンテンツが何であるか?等、新たな広告主獲得に向けて取り組んでいる。

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Bot連携したWendy'sのキャンペーン(Wendy's Bracket)

全米体育協会NCAAと連携した、ハンバーガーチェーン、Wendy'sの広告。

ユーザはハッシュタグに#wendysbracketと入力すると、botが検知し、自動的にダイレクトメッセージが届く。このメッセージの中で優勝候補を選ぶとWendy'sから景品が届くという仕組み(クーポン等?)

#MarchMadness is happening on Twitter

https://qwvr.co/Content/Images/casestudies/flow-wendys-h.jpg

 

 

まとめ

このようにブランド広告にむけて、twitter社は2018全力で取り組もうとしていることがわかる。仕組みは複雑化しリッチ化しているが、一方でユーザに対してはシンプルに見えるものが効果が高いとして、広告は高度化していっていることが分かる。

 

 

3rd degree connection

Twitter関連の過去記事 

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