adworld’s diary

広告、アドテクについての情報を発信していきます。

iOS11 safari のITP(Intelligent Tracking Prevention)の各社対応まとめ

f:id:adworld:20170921011856j:plain

以前、以下の投稿で反響があり、直近ITPが騒がれ始めているので、9/20現在の各社の対応を分かる範囲でまとめておく。 

FacebookのITP対応 

毎日訪れるようなサイトに関しては、cookieは継続的に利用できるようなので、特に問題は大きないだろうとされている。アメリカではDAUも高いと思うが、日本ではどうであろうか。

marketingland.com

Google のITP対応

Google Analyticsと連携して、引き続きレポート計測は可能、ただしsafariで計測できなくなるweb siteコンバージョンについては、推定値もreportに含まれるようになる。

 Yahoo JapanのITP対応

Apple、Safari 11のCookieブロック機能への批判に対し回答 - iPhone Mania

IAB Tech Lab Archives | IAB - Empowering the Marketing and Media Industries to Thrive in the Digital Economy

今のところ、公式的なアナウンスはされているか不明だが、今回ITPに対して批判している業界団体にも加盟している。今後何かしらの対応を行っていく必要があるだろう。

f:id:adworld:20170921011210p:plain

 

Adroll のITP対応

Safariでのリターゲティング

基本は何も設定しないとsafari ブラウザは3rd party cookieを拒否するため、リターゲティングはできないが、再設定して、バナーを通して、ユーザからパーミッションを取るようにすれば、再度Adroll cookieを使って、リターゲティング広告が可能な模様。ただしレポートはGA連携をしないと、見えない。

OS(デスクトップ、iPhoneiPad)で搭載されているSafariブラウザはすべて初期設定によりサードパーティーのクッキーを拒否します。このためAdRollではiOSユーザーをリターゲティングすることはできません。しかし本ページで紹介する機能を使うことにより、Safariユーザの訪問者へのリターゲティングが可能です。

訪問者がAdRollのエコシステムにまだ組み入れられていない場合は1回限りのバナーメッセージが表示されます。ここで、AdRollの利用規約に訪問者が同意する場合のみパーソナライズ広告を今後配信する旨が通知されます。バナーのクリックまたはサイトの別ページを開いて同意すると、配信を承認したこととなります。

Safariのリターゲティングを有効化すると、AdRollピクセルが自動的に更新されてバナーを配備し、追加のロジックを設置します。

このソリューションはAdRollクッキーをSafariユーザーに設置できるようにするためのものです。このクッキーはリターゲティングオーディエンスに配信するクッキーと同じように使用します。そのため、この手順は通常の広告キャンペーンでセグメントがユーザーを取り込む場合と同様のものと考えてください。

広告キャンペーンレポートではブラウザごとのパフォーマンスを表示できません。代わりに開始から2-4週間後のインプレッションやCTR、CPC、CPAの上昇データに注目することをお勧めします。また、Googleアナリティクスを利用している場合は"ブラウザ"を第2ディメンションとして追加することでSafariにおけるパフォーマンスの検出が可能となります。

Criteoの対応のITP対応について

 9/19あたりに記事が公開されたが、現在記事は公開停止中 。何故かは不明。

Safariブラウザにおけるトラッキング防止機能(ITP)へ 

いつもCriteo製品の拡販にご協力いただきまして、誠にありがとうございます。

 

Appleが先日発表したインテリジェント・トラッキング・プリベンション(ITP)機能を備えたSafari ブラウザに関して、

弊社はSafari 11以降も引き続きユーザに最適な広告を提供するため、Safariブラウザのサポート方法を変更いたします。

 

具体的には、Safari11ユーザが変更内容を理解し、プライバシー設定を選択できるように、弊社はお客様のウェブサイトにSafari 11ユーザに対してブラウザ内にてメッセージを表示し、Criteoのクロスサイトトラッキン

グ技術の使用に関する同意を求める必要があります。本機能をEBSと呼びます。

 

本EBSにて、AppleバイスごとにSafari11ユーザに対してブラウザ内メッセージを表示するのは、弊社の広告ネットワーク全体を通じて1ブラウザに対して1度だけです。

 

現在、お客様の設定では、EBSが有効になっていません。従って、お客様のCriteoキャンペーンでは、EBSを実施中の他Criteo広告主様でメッセージに同意をしたSafari 11ユーザのみが配信対象者になります。

これにより、Safari 11に関しては、一部のユーザーへ広告が配信されないため、キャンペーンのパフォーマンスに影響が出る可能性がございます。

 

Safari 11によるパフォーマンスへの影響を受けないようにするために、できるだけ早く、EBS機能の実装について担当のCriteoアカウントストラテジストにご相談ください。

 

※弊社のSafariブラウザサポート機能(EBS)の新しいソリューションでは、クッキーを使用する代わりに、HTTPストリクト・トランスポート・セキュリティ(HSTS)プロトコルを通じてユーザIDを作成し、これをユーザのブラウザキャッシュに保存します。また、ユーザーはEBSメッセージ内のリンクからオプトアウト可能です。

 

今後ともよろしくお願い申し上げます。 

Criteo

 

Adobe marketing cloudのITP対応について

今のところニュースページには何もでてない。

そもそもthirdparty cookieもfirst party cookieもどちらも使って計測しているので、そこまで大きな話になっていないのかも?

Marketing Cloud ヘルプ

blogs.adobe.com

 

Applesafariのなかの人が語るITP対応について

保護ではなく、予防で、作っているとのこと。

I said “prevention” instead of “protection” earlier about Intelligent Tracking Prevention. Not going to delete it to not break the thread.

インテリジェントなトラッキング防止について「保護」ではなく「予防」と前述している。スレッドを壊さないようにそれを削除するつもりはないです。 

twitter.com