twitter 売り上げ鈍化だが、サービスは改善され気味?
IRから、twitterの現状を眺めてみると、いい兆候が見えなくもない。
まずはmonthly Active users
+6%をkeepしているのもあり、これは他のサービスに比べると成長率は低いが、2006年に誕生したサービスが未だに6%のびているのは悪い傾向ではなさそう。
DAILY ACTIVEユーザの昨対成長率
2016Q1がどんなにだめなんだ?という話と、これを実数でださずに昨帯でのみ表示させているのが、少しまゆつばものですが、Daily active userの成長率も昨対14%。
ただし、active userの定義が曖昧なので、要注意。postやfollowする人も含まれているのか?ログインした人となっているので、オートログインが多ければ、この比率はあがりそうです。
daily active usage as Twitter users who logged in or were otherwise authenticated and accessed Twitter through our website, mobile website or mobile applications on any given day.
Quarterly RevenuはYoYで鈍化。Data licenceは微増。
地理別の売り上げ
USでの売り上げが下がって、他の国はそこそこ堅調か?アメリカで飽きられてきているのだろうか?
Research&Developmentが Restructuring changeに一部変更になったりと、
全体的に開発とマーケティングでコストカットが行われている。
まずは利益をつくりために、大きくなったサービスをリストラなど進めて、収支を改善しているようだ。
関連記事
Google(alphabet) のIRと、Google Japanの売上規模について調べてみた
Google のIRより参考。abc.xyzというドメインが素晴らしいですね。
https://abc.xyz/investor/pdf/20170331_alphabet_10Q.pdf
地域別の売上構成でいうと圧倒的アメリカ。
EMEAはヨーロッパおよびアフリカ、アジアはは14%と売上のshareが低いことが分かる。
ではアジアの売上構成を見てみると?
3ヶ月の売上は全体で約250億ドル、Asiaは35億ドル、成長率は約30%
では、GDNなどを通して、プロバイダーに支払わる金額はというと、
世界全体でGDNのメンバー、これは主にはPublisher向けに約3000億、インフラ周りに2000億程度支払っているそう。
まとめ
APACの規模はどんどん増えているが、中国ではほぼビジネスをしていないとすると、
GDPなどを考えると約5割は日本での売上になるのでは?と考えるとGoogle Japanの売上は3ヶ月で1500億くらいは売上でているのでは?と思われる。2年前では、年間売上高3000億、従業員1000人と以下、記事で書かれており、妥当性があると考えられる。
参考
safariのcookieポリシー変更により、Criteoの株価が約300億円吹き飛ぶ
safari のdesktop browserの規約変更をappleがアナウンスしたことでCriteo(Nasdaq)は300億円ほど、株価が下がった。
これは直近55USDから45USDと約10%株価を落としたことにより、6/13時点で約30億ドルとすると3億USD = 約327億円失ったことになる。
この理由として、考えれているのが、WWDC 2017で発表されたIntelligent Tracking Prevention(ITP)という機能。
要するに
3rd party cookie は1日以内しか保持されない。
1st party Cookie自体は30日以内しか保持されない。また会わせて自動再生動画広告もブロックすることになる。
appleの記事より索引
これにより、
計測および、リターゲティング用cookieが保持されなくなることで、
retargeting 広告で、かつ動画広告に強い会社は特にmac PCのユーザについては効果がでなくなるために、リターゲティングの代表格であるCriteoは株価が大きく下がっているのも頷ける。
Analytics まわりでも3rd party cookieが使いづらくなることで、1st party cookieを使わない計測ベンダーはかなりまずいことになると考えられるが、一方で、これがchromeやIE、またiphoneで準拠されるのか?といったところは、まだわからず、ただ単にappleが独走する可能性もある。
参考
facebook,Google広告のCPC/CTRのトレンド
広告のCPCやCTRの業界平均やmedia平均はほとんど公開されることない。
なぜなら変動が多いのと、広告のクリエイティブや、業界や、季節によってもかなり異なる。広告代理店と話すと、ざっくりとした情報は聞くことができるがこれも大手でなければ、あくまでも担当している広告主のみのデータになるため、俯瞰したデータを探すのは難しい。
Facebook CTR/CPCは?参考
- Facebookの売上が予測超えとなる80.3億ドル、ユーザーの増加率も上昇 ─2017年Q1の決算報告から | Unyoo.jp
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Q1 2017 Global Facebook Advertising Benchmark Report | Nanigans – Advertising Automation Software
CTRがGlobalで改善中。YoYで33%の改善。
PC/SPなのか?といったところは分からないがアルゴリズム * UX改善の成果がでている。CommerceのCTRが高いのは、Dynamic広告が増えていることで、Retargetingに近いCTRが発生していると考えられる。GameはRetargetingが弱いためか、パフォーマンスが悪くなっている。
CPMはYoYでは改善 8%あがっており。Q4が高まっているのは年末商戦における入札競争激化によって高まっているのでは?と考えられる。
Ecommerceが下がっているのは、CTR改善によって、CPCが下がることによって、CPC * CTR = eCPMにより、下がっているのではと考えられる。gameがあがっているのは?注意深くみる必要がある。
CPCは全体として下がっているのは、クライアントとしてはうれしいことで、
facebookがメディアの性能、ターゲティングがからUXまで改善して、クリック数が増えたことで、下がったのでは?と考えられる。
gameのCPCとCPMがあがったことには相関性がありそう。
Google のCTR/CPC
- Google Adwordsの業界ごとのデータ
- SearchとGDNでも異なるが、Date系業界のCTR は全体的に高い。
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CPCについては、Legalが高いといったのは、訴訟天国アメリカといったところだろう。date系はCTRが高いからなのか、CPCが安めになっている。
2015年 adobe デジタル広告レポート
博報堂DYメディアパートナーズのメディアガイド2017 が利用しているデータについて
博報堂DYメディアパートナーズのメディアガイド2017について
広告に関する概況がテレビ、新聞、ラジオ、雑誌、デジタルとカテゴリがわけられたうえで、紹介されている。
かなり網羅的にまとまっており、データ元も書かれていたので、参考までにメモ
テレビ
ビデオリサーチが圧倒的に使われている。試聴サンプル数は 600-900程度。
メディア・マーケティングデータ、広告プランニング・効果測定、市場調査ならビデオリサーチ
「メディア定点調査・2016」時系列分析 ~メディア環境の10年変化~ | 博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所
ラジオ
https://www.facebook.com/radiko.jp/ ユーザアンケート調査はfacebook上でもとられている。
雑誌
エム・アール・エス広告調査株式会社 | MRS AD Research
デジタル
ニールセンとVideo researchが2017年に業務提携をしている。
各メデイアごとに、長所短所があるが、ビデオリサーチは、日本においては、各メディア毎にリーチをしており、メディアミックスを図る際には重要な期間であることが窺えますね。
広告運用、マーケティングで絶対followしておきたいサイト15選
広告では常に最新業界動向の必要。いち早く情報としてキャッチできることも重要ですね。
運用型広告やアドテクまわりの情報を更新しているサイトを中心にピックアップ。
足りてないものなどあればコメントで気軽に教えてください。
広告運用、マーケティングで絶対followしておきたいサイト14選
US/UK、Asia、中国はまた別の機会にまとめようと思います。