adworld’s diary

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safariのcookieポリシー変更により、Criteoの株価が約300億円吹き飛ぶ

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safari のdesktop browserの規約変更をappleがアナウンスしたことでCriteo(Nasdaq)は300億円ほど、株価が下がった。

 

これは直近55USDから45USDと約10%株価を落としたことにより、6/13時点で約30億ドルとすると3億USD = 約327億円失ったことになる。

adexchanger.com

 

この理由として、考えれているのが、WWDC 2017で発表されたIntelligent Tracking Prevention(ITP)という機能。

www.gizmodo.jp

 

要するに

3rd party cookie は1日以内しか保持されない。

1st party Cookie自体は30日以内しか保持されない。また会わせて自動再生動画広告もブロックすることになる。

http://www.gizmodo.jp/images/2017/06/170607_intelligent_tracking_prevention.jpg

appleの記事より索引

 

これにより、

計測および、リターゲティング用cookieが保持されなくなることで、

retargeting 広告で、かつ動画広告に強い会社は特にmac PCのユーザについては効果がでなくなるために、リターゲティングの代表格であるCriteoは株価が大きく下がっているのも頷ける。

 

Analytics まわりでも3rd party cookieが使いづらくなることで、1st party cookieを使わない計測ベンダーはかなりまずいことになると考えられるが、一方で、これがchromeIE、またiphoneで準拠されるのか?といったところは、まだわからず、ただ単にappleが独走する可能性もある。

 

参考

blog.admage.jp

adworld.hatenablog.com

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